半導体市場の今後
半導体市場はこれまでの特需が一転し、2023年は在庫調整により不調であった。
2024年は回復が見込まれており、今後はAI(人工知能)関連技術や車載用途での需要による成長が予測されている。
2023年の半導体製造装置(新品)の世界販売額は1000億ドルに到達し、過去最高であった2022年の1074億ドルからは6.1%減少となる見込みです。2024年には半導体製造装置市場は成長を回復し、2025年には前工程と後工程の両分野の増進により新記録となる1240億ドルに到達することが予測されます。
SEMI 2023年12月11日(現地時間)プレスリリース
隠れ半導体銘柄?!
4021 日産化学[化学]
▷ 株価 5,512円(2024年5月10日終値) ▷ 配当利回り 3.0%
機能性材料(ディスプレイ材料、半導体材料等)、農業化学品(農薬等)が主事業。
ニッチな分野において世界で高いシェアを誇る高収益の化学メーカー。
主要製品である半導体材料「ARC」はアジアシェア70%!
「ARC」とは半導体用の反射防止コーティング材です。半導体の製造工程において露光(半導体の元であるウエハに光を照射して回路パターンを焼き付ける)がある。
コーティングをすることにより、露光時の基盤での反射を防止し、製品不良を抑え、また微細なパターン形成が可能。
出所:日産化学「個人投資家向け説明会資料(2024年3月10日)」
半導体市場が拡大見込みの中で、コーティング半導体材料「ARC」の需要増も期待される。
また日産化学は株主還元意識が高く、今後の好業績からの増配に期待したい!
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