▷ 株価 5,551円(2024年4月22日終値) ▷ 配当利回り 3.0%
- ニッチな分野において世界で高いシェアを誇る高収益の化学メーカー
- 効率の優れた安定的な経営は高評価!
- 株主還元意識が高く、今後の好業績からの増配に期待!
企業紹介
機能性材料(ディスプレイ材料、半導体材料等)、農業化学品(農薬等)が主事業
ディスプレイ材料「サンエバー」は世界シェア50%、半導体材料「ARC」はアジアシェア70%。
農薬は国内販売額首位級。
配当力
増配・非減配
増配9回 減配0回 据置1回
配当性向
*当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標
56%
これまで増配を続けていたものの今期は据置予定。
新中期経営計画(2022-2027年度)でROEを最重要の経営指標とし、18%以上維持を目標としている。また配当性向の目標を55%とし、積極的な自社株買い等の株主還元の意欲的な実施を表明。
稼ぐ力
増益
9回
昨年度までは順当に増益を積み重ねていたが、今期は物価上昇や海外経済の鈍化等を背景に会社予想は減益。メイン事業である機能性材料セグメントではディスプレイ材料は好調だったが、半導体材料が苦戦。
半導体市場はこれまでの特需が一転し、2023年は在庫調整により不調。2024年からは回復が予想されており、来期の増益に期待!
ROE
*「企業がどれぐらい効率良くお金を稼いでいるか」を示す財務指標
18.8%
財務健全性
自己資本比率
*企業の総資産に占める自己資本の割合を示した財務指標
70.4%
類似企業・業界平均との比較
*業界平均ROEは日本取引所グループその他資料「規模別・業種別PER・PBR(連結・単体)一覧」2024年3月から算出
ROEは業界平均を大幅に上回り、類似企業と比較してもROE、自己資本比率ともに高水準!
効率の優れた安定的な経営は高評価!
10年間の株価推移(月足チャート)
長期視点で見ると2022年までは上昇傾向にある。
一方で2020年以降を切り取るとレンジ局面と捉えられる。
全体のおよそ30%が含み損を抱えている状態。上がっても暫く「やれやれ売り」が続いてしまうのか?!次期の業績とともに突き抜けてくれることに期待!
株式市場(日経平均)下落局面における影響検証
*1 出所:三井住友DSアセットマネジメント株式会社マーケットレポート「日経平均株価~過去の下落局面と反転理由を振り返る」
*2 下落起点日2020年2月6日、下落終了日2020年3月19日として日経平均終値より算出
過去の市場の下落局面において、日産化学も同様に下落。特にコロナショックでは半値になってしまうほど…”分散投資”って大事ですね!
PERチェック!
類似企業・業界平均との比較
*出所:日本取引所グループその他資料「規模別・業種別PER・PBR(連結・単体)一覧」2024年3月
PERは業界平均より若干高めだが過去3年間でみると逆に落ち着いてきた印象!
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